マイクロプラスチックについて
マイクロプラスチック、という言葉を聞いたことはありますか?
環境中に存在している数ミリの細かいプラスチック粒子のことで、除去することが非常に困難のため、環境汚染において極めて大きな問題となっています。
マイクロプラスチックは、さまざまなところで発生します。
工業製造の中でも発生しますし、ビニールゴミが、紫外線などの影響によってボロボロになっても発生します。
海に流れたマイクロプラスチックは、小さい魚が誤飲し、その小さい魚を大きい魚や海鳥が捕食し、そうして生物濃縮されたマイクロプラスチックは人体にどのような影響を及ぼすのか。心配な報告も多数発表されています。
マイクロプラスチックの問題は、衣服などの繊維とも大きく関わりがあります。
ポリエステルやナイロン、アクリルといった「化学合成繊維」は、自然からとれる「石油」などの原料を、「化学合成」して作られています。そのため、廃棄する際には様々な方法がとられていますが、自然に還すということはできません。
そしてこの化学合成繊維は、廃棄するとき以外にも、目に見えない細かなゴミを出し続けます。
例えば洗濯する時に、細かい化学合成繊維は水の中に脱落します。
これもまた、マイクロプラスチックです。
私どもの「本気布」は、このマイクロプラスチックの問題にどのように取り組んでいくべきでしょうか。
まず、原料は天然繊維を利用していますので、ほとんどマイクロプラスチックが排出されません。
原料だけでなく、ミシン糸も「綿糸」を使って縫製することにこだわっています。
しかし、全体の1%以下なので表示義務のない範囲ですが、
○「ピスネーム」の名前の部分の黒糸と「洗濯ネーム」
○靴下の伸縮糸
○ウールシャツの肩布の一部
にのみ化繊が使われています。
厳密にお考えの方はピスネームや洗濯ネームを切り取ってご使用くださいませ。
(ピスネームの本体の白糸は綿糸を利用しています。)
これからもファナビスは様々な環境問題に対して、企業として何をすべきか考え、取り組んで行く所存です。
どうぞよろしくお願いします。